日本国内で使用されている3桁の電話番号は、特定の用途やサービスのために割り当てられています。
以下はその代表的な番号と用途の一覧です。
緊急通報用の番号
110 - 警察への緊急連絡
犯罪や交通事故が発生した際に使用する緊急番号です。
例えば、ひったくりや窃盗などの被害に遭った場合や、交通事故現場で警察官の対応が必要なときに110を利用します。
電話口では、発生場所や状況を正確に伝えることが求められます。
119 - 消防・救急への連絡
火災、救急車の手配が必要なときに利用されます。
例えば、家で火事が起きた際や、家族が急病やけがをしたとき、命を救うための素早い対応が可能です。
電話では「火事」か「救急」かをまず伝え、住所や状況を説明します。
118 - 海上保安庁への連絡
海での事故や事件が発生した際に通報する番号です。
例えば、海で遭難した場合や、不審船を見かけたときに利用します。
この番号は海に関わる緊急対応の窓口として、日本全国どこからでも利用可能です。
公共サービス関連の番号
104 - 電話番号案内
この番号を使うと、特定の個人や企業の電話番号を調べることができます。
例えば、レストランの電話番号を探したい場合や、急ぎの問い合わせ先を見つけたいときに便利です。
ただし、一部の番号案内は有料で提供されることがあります。
177 - 天気予報
指定した地域の天気予報を音声で案内してくれるサービスです。
旅行や外出の計画を立てる際や、急な天候の変化に備えたいときに役立ちます。
例えば、「明日の東京の天気はどうだろう?」と気になるとき、この番号にかければすぐに確認できます。
171 - 災害用伝言ダイヤル
大規模な地震や災害が発生したときに、安否確認やメッセージを残すために利用されます。
例えば、家族や友人に「無事だ」と伝えたり、安否を知りたい人がメッセージを確認することが可能です。
このサービスは災害時に限り有効になります。
通信や技術関連の番号
113 - 電話の故障受付
固定電話や公衆電話が故障した際に連絡する番号です。
例えば、電話回線が通じない場合や、公衆電話が使えないときに利用されます。
迅速に修理を依頼できるため、トラブル解消に便利です。
116 - 電話の新設・移転受付
固定電話を新しく設置したいときや、引っ越しに伴い電話回線を移転したい場合に使用します。
例えば、「新居で固定電話を使いたい」ときに116に連絡することで手続きが進みます。
消費者支援や便利サービスの番号
188 - 消費者ホットライン
消費者トラブルや不安に感じる商品・サービスについて相談できる窓口です。
例えば、通販で購入した商品が届かない場合や、詐欺まがいのトラブルに遭った際に188を利用します。
各地域の消費生活センターへ直接つながる仕組みです。
159 - 時報
正確な時刻を音声で案内するサービスです。
例えば、時計を合わせる際や、スケジュールに厳密さが求められる状況で役立ちます。
特に電波時計が普及していない時代には重要なサービスでしたが、現在でも一部で利用されています。
157 - 迷惑電話相談
迷惑電話や詐欺まがいの電話に関する相談窓口です。
例えば、不審な勧誘電話を受けた場合や、高齢者が振り込め詐欺の危険を感じた際に157へ連絡すればアドバイスを受けることができます。

これらを知っておくことで、いざというときに迅速かつ適切な行動が可能です。特に、災害やトラブルの際に役立つ番号をメモしておくことをおすすめします。